2013年3月25日月曜日

Google Keep ファーストインプレッション


さて、なにやらGoogle Keepなるツールがでたようですね。Evernote対抗と言われれば、ライフハック界隈の皆さんは無視できないでしょう。というわけで、おちくんのファーストインプレッションを紹介します。


まだまだですね
いきなりダメだししますが、Evernote対抗というには、10年早いでしょう。10年というのは適当な数値ですが、まあそれくらいまだまだってところ。何がまたまだなのか?

(1)インプットツールとしての弱さ
取り込めるメディアタイプが現状では少なすぎます。個人的に、Evernoteはメモ書きだけでなく画像、PDFの管理、Webのスナップショット、、に使っているのですが、Keepはまだ未対応ですよね。Evernoteを使い続けて思うのは、この手のツールはデータをガンガン溜めていってから効果を発揮するわけで、現状のKeepではそういった使い方が想像できません。クライアントのアプリもないですしね。
(2)アウトプットツールとしての弱さ
上記で、「この手のツールはデータをガンガン溜めていってから効果を発揮する」と書きましたが、それはつまりアウトプットの話に他なりません。現状のkeepにはタグ付もノートブックの概念もないですし、全文検索だけでなんとかしようと考えてるのかな?ちょっと無理がありますね。


未知数故の怖さ
まだ出てきたばっかりだし、Googleの事だからこれから改善していく可能性は大いにあります。しかしながら、最近のGoogleはサービスをなにかと止める傾向があります。例えば、
  • Google Wave
  • Google note
  • iGoogle
  • Google reader
とそれなりにユーザがいたであろうサービスにも関わらず、突然辞めるとか。。。個人的には迷走しているなぁ。。という気がしています。
まあそれがある意味Googleらしさでもありますが、Evernote対抗と考えるとそれは見過ごせません。Evernoteを日常使っている人は、「全ての情報をEvernoteに!」というかけ声の元、Evernoteと心中するつもりの人がほとんどだと思います。ボクも全てとは言いませんが、仕事で使うデータを中心にとりあえず放り込んでます。
つまり、Evernoteのようなメモ系のサービスは、永続的に使える保証がないと使う気になれないんですよ。もちろん、Evernoteだって、突然、どこかに買収されたり、サービスが停止する可能では持ってます。しかし、そのサービス一本でやっている会社と、数多くあるサービスの一つでは重みが違います。可能性の問題として、現状のGoogleはちょっと信用が落ちるんです。

Googleはどうするべきか?
Googleがいろいろなサービスを出してくるのには理由があります。それは
  • 人類が使うすべての情報を集め整理する
という壮大な目的のため。。。このためにいろいろなサービスを用意して、ユーザの発する情報を入手する手段を増やそうとしているわけです。ウェブ、メール、つぶやき、文書、、、そして、その次のターゲットとして、メモを媒体にユーザの思考にまで手を出そうとしている。この視点は悪くない。だけど、UI/UXの部分が弱いんですよねー。Googleって。だから、個人的にはGoogleにはAPIだけ頑張って欲しいと思ってます。あとは、誰かがいいUIのツールを作ってくれますよ。

以上、Google Keepのファーストインプレッションでした。皆さんは、どう感じましたか?

0 件のコメント: